
OpenClipart-Vectors / Pixabay
ドコモ光とは
ドコモ光とは、NTT docomo(ドコモ)が提供する光コラボレーションサービスだ。
NTT東西のフレッツ光の光回線サービスをレンタルして、自社ブランドで提供している点は、OCNなどの他のプロバイダの光コラボと同じだ。
違う点はなんと、プロバイダサービスが自社ブランドではないという点だ。つまり、各社プロバイダのサービスで好きなところを自由に選択できるというものだ。
なぜプロバイダサービスを独自で提供しないのかは不明だが、少なくとも本来NTTドコモはプロバイダではなく携帯電話会社だから当然といえば当然かもしれない。
またプロバイダサービスに関しては、ドコモが他社からレンタルして利用者に提供する仕組みと併せて、利用者がドコモの光回線だけを契約し、プロバイダは利用者が直接別のプロバイダと契約するプランも用意されている。
つまり、ドコモ光では、各社プロバイダか選択できるようになっているだけでなく、プロバイダサービス無しで光回線サービスだけの契約ができるプランも存在するということだ。
もう、こうなってくると、完全にNTTのフレッツ光をそのまま転売でドコモ光と名称だけを変えて提供しているのとほぼ同じとなってくる。
フレッツ光との違い
しかし、NTT側から見ると前とは全く違う。auスマートバリューに対抗して、ドコモケータイとのセット割が提供できるからだ。
もともと光コラボとは、総務省がNTTの光ファイバー独占を解決するために、回線資源を市場に解放するための法律だが、NTTから見たらドコモケータイとのセット割を提供できる点がお土産だったものだ。
つまり、ドコモ光は光コラボによって実現したNTTのフレッツ光サービスの最終理想形なのだ。
もはや残骸となったフレッツ光を直接契約するメリットは皆無だ。